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海外文献紹介「内視鏡的超音波探触子の実験的評価:イヌにおける実験的および生体内研究」
中村 常哉
1
1愛知県がんセンター消化器内科
pp.484
発行日 1990年4月25日
Published Date 1990/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110771
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Experimental evaluation of an endoscopic ultrasound probe: in vitro and in vivo canine studies: Silcerstein FE et al (Gastroenterology 96: 1058-1062, 1989)
著者らは内視鏡の3.5mmの鉗子孔を通過可能な内視鏡的超音波探触子(endoscopic echo probe=EEP)を開発した.この探触子は内視鏡の視野のもとに消化管の壁に沿って動かすことができる.探触子は径1.8mmで20MHzの振動子周波数をもち,径2.9mmで2mのカテーテルに装着されており,3.5mmの生検鉗子孔に挿入可能である.超音波は先端部よりカテーテルの軸に対して垂直に出る.術者は鉗子孔の挿入部でカテーテルを動かし,この動きが同部に取り付けられたlinear position translatorにより感知されB-modeの画像ができる.画像の大きさは幅2cm深さ2cmである.探触子と生体とのcouplingには水浸にするか水溶性のgelを置くことによりなされた.
Experimental evaluation of an endoscopic ultrasound probe: in vitro and in vivo canine studies: Silcerstein FE et al (Gastroenterology 96: 1058-1062, 1989)
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