今月の主題 十二指腸潰瘍〔2〕
症例
多発早期癌(IIa型と微小早期癌)と潰瘍瘢痕とが共存した1例
西沢 護
1
,
日暮 協
1
,
早川 尚男
1
1千葉大学医学部第一内科
pp.233-236
発行日 1967年2月25日
Published Date 1967/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110472
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症例
患者:松○和○,49歳,男,健康診断のため来院した.
家族歴:父は胃縮で65歳で死亡.姉は直腸癌で41歳で死亡.
既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:昭和39年10月,上腹部鈍痛あり,胃X線検査を行い,異常なしといわれた.貼和40年9月,当科に健康診断のため来院,胃X線検査,G. T. F検査により,早期胃癌の診断を受け,手術をすすめられたが,来院せず.翌41年3月来院,第一外科に手術のため人院す.
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