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今月の主題 大腸生検の問題点―炎症性疾患の経過を中心に
座談会
大腸生検の問題点―炎症性疾患の経過を中心に
Conversazione―Evaluation of the Role of Biopsy in the Diagnosis of Inflammatory Bowel Disease
棟方 昭博
1
,
樋渡 信夫
2
,
小林 世美
3
,
小川 欽治
4
,
斉藤 建
5
,
小林 絢三
6
Kenzo Kobayashi
6
1弘前大学・第1内科
2東北大学・第3内科
3愛知県がんセンター・第1内科
4国立京都病院・消化器科
5自治医科大学・病理
6大阪市立大学・第3内科
pp.666-678
発行日 1986年6月25日
Published Date 1986/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110369
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小林(絢)(司会) 本日は先生方,お忙しい中をお集まりいただきましてありがとうございました.
ご承知のごとく,大腸内視鏡検査-これには当然直腸鏡ならびにファイバースコープを含めます-がルーチン化され,殊にかつて外科領域でのみ行われていた直腸鏡は内科系の施設でも大変普及しています.一方,Crohn病,潰瘍性大腸炎などの特発性炎症性腸疾患も,その病因はともかくとして,決してまれな疾患ではなくなりました.それと共に,その境界にある非特異的な炎症性腸疾患も,日常診療の場ではしばしば経験するようになりました.
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