今月の主題 下痢と腸疾患
腸疾患と下痢
潰瘍性大腸炎
北野 厚生
,
小林 絢三
,
大川 清孝
Atsuo Kitano
,
Kenzo Kobayashi
,
Kiyotaka Ohkawa
pp.1383-1385
発行日 1984年8月10日
Published Date 1984/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219167
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潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)は,クローン病(Crohn's disease;CD)とともにIdiopathicInflammatory Bowel Disease(IBD)と称せられ,未だ原因不明の慢性の炎症性腸疾患である.
病因,および発生病理としては,感染説,アレルギー説,自己免疫説が有力であるが,本症の病態を理解する上で単一の病因のみでは説明しえず,多元的な立場に立ってその病因を究明するのが妥当であると考えられる1).
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