--------------------
海外文献紹介「結腸の孤在性小潰瘍からの出血」
小林 世美
pp.528
発行日 1986年5月25日
Published Date 1986/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110302
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
Colonic hemorrhage from a solitary minute ulcer: Barbier P, et al (Gastroenterology 88: 1065-1068, 1985)
腸管の血管形成異常が,重篤な消化管出血の原因になることは周知のことである.多くは盲腸や上行結腸に局在する.拡張した毛細血管の集合から成り,粘膜,粘膜下に存在する.
著者らは,いわゆるangiodysplasiaとは異なる上行結腸の粘膜下層に孤在性の動脈異常に起因する多量の出血例を呈示している.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.