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海外文献紹介「慢性胃潰瘍の予後に関連する因子」
小林 世美
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.1194
発行日 1976年9月25日
Published Date 1976/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113195
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Factors Relevant to the Prognosis of Chronic Gastric Ulcer: D.W. Pipet, M. Greig, G.A.E. Coupland, E. Hobbin, J. Shinners (GUT 16: 714~718, 1975)
1969年から1972年までの間にX線で慢性胃潰瘍と診断された患者は243名で,そのうち経過観察の対象となったのは105名である.郵便によるアンケートを施行し,その後の再発の様子などを尋ねた.腹部症状を訴えた者についてはX線検査を行なった.
さて最初の入院時の方針として,3週に1回潰瘍の大きさを計測し,その後の経過との関連を追求した.治癒の判定基準は,二重造影法で,潰瘍クレーターが消失しているか,あっても退院時に1mm2以下とした.
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