Japanese
English
今月の主題 大腸のvillous tumor
序説
大腸のvillous tumor―臨床が知りたいこと
Introduction
八尾 恒良
1
Tsuneyoshi Yao
1
1福岡大学筑紫病院内科・消化器科
pp.1275-1276
発行日 1986年12月25日
Published Date 1986/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110051
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- Abstract 文献概要
villous tumorとは?
villous adenomaという記載はよくみられるが,villous tumorという言葉はBC Morsonが「Gastrointestinal Pathology」の中で用いている以外,これを捜し出すことができなかった.Morsonの記載でもその意味がよくわからないので病理の先生に個人的に聞いてみたところ,他の臓器でもそうであるが,benignかmalignantか決めかねるときに“―tumor”として用いることがあるということであった.
本邦の大腸癌取扱い規約によれば,大腸腺腫が①腺管腺腫tubular adenoma,②腺管絨毛腺腫tubulo-vinous adenoma,③絨毛腺腫villous adenomaと分けられていた.
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