Coffee Break
潰瘍の再発をめぐって(その4)―観察成績の多様さについて
五ノ井 哲朗
1
1福島県立本宮病院
pp.1102
発行日 1985年10月25日
Published Date 1985/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109735
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再発についての多くの文献を読んでみて驚くことの1つは,同じ事がらを観察しながら,その成績が,どうしてこのように多様なのかということである.
簡単な例でみよう.男性と女性と,どちらで再発率が高いのかという問題がある.多くの報告がこれに触れているが,再発率には男女差がないとするものと,男性で再発率が高いというものが,ほぼ相半ばしている.この状況は十年以前も現在も変わるところがない.
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