Japanese
English
今月の主題 胃診断学20年の歩みと展望―早期胃癌を中心として
序説
早期胃癌診断学の進歩と「胃と腸」
Introduction
竹本 忠良
1
Tadayoshi Takemoto
1
1山口大学医学部第1内科
pp.14-15
発行日 1985年1月25日
Published Date 1985/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109641
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- Abstract 文献概要
21世紀まで,あと何年と数えるようになった1985年の今日,19世紀の“世紀末”と言われたときと同じように,時代は完全に激動の時期に突入した.しかも,変化の振幅はより一層大きい.もろもろの価値感の動揺も著しい.そして,われわれは来るべき新しい時代の様相を,正確に知ることは全くできない,どうやら,混沌のままで,新しい世紀に入り込みそうである.
もっとも,現代を表現する言葉だけは,むしろ過剰とも言えるぐらいある.そして,それらの言葉は,すこし使い古されると,すぐ新鮮味を失ってしまって,新しい用語が登場し,もてはやされる.いわく,脱工業化社会,不確実性時代,情報化社会,ニューメディア時代などなど.新語辞典を見れば,いくらでも出てきそうである.
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