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編集後記
八尾 恒良
pp.440
発行日 1983年4月25日
Published Date 1983/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109382
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ごく最近まで感染性腸炎がX線,内視鏡診断の対象とされることは,極めてまれであった.その多くは臨床症状と糞便の細菌検査で容易に診断がつき,X線,内視鏡検査を行わなくとも十分な診療ができたからである.
近年,細菌学の進歩で急激な臨床経過をたどるもの以外の感染性腸炎の原因が明らかにされ,形態学的診断がこれらの腸炎の診断に力を発揮する場が生まれてきている.
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