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編集後記
八尾 恒良
pp.362
発行日 1981年3月25日
Published Date 1981/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107992
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本誌12~14巻にかけて,腸結核,クローン病およびその疑診例,いわゆる回盲部近傍の単純性潰瘍と重ねた“腸シリーズ”は,腸の炎症性疾患を本邦独自の手法を用いて再整理しようとする目的を有していた.そして,これらの“腸シリーズ”は,いろいろな面から本邦の腸疾患に対する認識を高めるのに役立ってきたと自負している.
今回の虚血性腸炎特集も,竹本,川井両教授の臨床面,武藤氏の内視鏡,生検からの分析など同じ目的にかなうものと思う.また,岩下,飯田両氏の論文は病理の材料に対して臨床を加味した経時的分析を加えることで,新知見が得られている.
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