Japanese
English
今月の主題 胃の隆起性病変(polypoid lesion)―その形態と経過
座談会
胃の隆起性病変―形態と経過を中心に
Polypoid Lesion of the Stomach: Its Morphology and Clinical Course
市川 平三郎
1
,
喜納 勇
2
,
高木 国夫
3
,
大柴 三郎
4
,
坂本 清人
5
,
中沢 三郎
6
,
岸 清一郎
7
,
芦澤 眞六
8
,
望月 孝規
9
S. Ashizawa
8
,
T. Mochizuki
9
1国立がんセンター
2浜松医科大学・病理
3癌研病院・外科
4大阪医科大学・第2内科
5九州中央病院・内科
6名古屋大学・第2内科
7徳島大学・第2内科
8東京医科大学・内科
9日本専売公社東京病院・検査科
pp.414-426
発行日 1982年4月25日
Published Date 1982/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108846
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芦澤 胃の隆起性病変と申しますと,皆様御存知のように,早期癌のⅠ型,Ⅱa型,進行癌で言うとBorrman 1型,あるいは2型も入るかもしれません.それから,粘膜下腫瘍,珍しいものとしては好酸球性肉芽腫,carcinoid,またgastritis verrucosaなどが入るわけですが,それらの診断については,もう何回か取り上げられています,したがって,本日の座談会では,主としてそれらの経過を話題にします.
今申しました珍しい病気については,経過をみた例は少ないので,話題の中心は過形成性のポリープと,いわゆる境界領域の病変が主体ではないかと思います.
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