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編集後記
西沢 護
pp.1296
発行日 1988年11月25日
Published Date 1988/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108787
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食道癌の自然史がわからない.少なくとも胃癌や大腸癌に比べ臨床上,最も知りたいことがわからない.それはm癌の存在期間である.もし,m癌の存在期間が胃や大腸に比べ,はるかに短いということになれば,食道癌患者を救命しうる可能性はかなり限られてくる.m癌の診断が難しいからである.もし,比較的長く存在するとすれば,それだけm癌をチェックするチャンスが多くなるだけでなく,安心して微細な変化をチェックし追跡検査をすることができる.できれば後者であってほしい.
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