ディスカッション
本号掲載「大腸villous adenoma 37例の検討」―(佐々木喬敏・他)について
武藤 徹一郎
1
,
佐々木 喬敏
2
1大森赤十字病院外科
2癌研究会付属病院内科
pp.1144
発行日 1982年10月25日
Published Date 1982/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108759
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佐々木喬敏論文への疑問
周知のように,大腸腺腫はその発育パターンの差から,腺管腺腫,腺管絨毛腺腫,絨毛腺腫に分けられていますが,その差は連続的であり,3者の間には移行型があって,分類に困難を感じることが少なくありません.この分類は組織学的特徴に基づいたものですが,肉眼的な特徴も加味されるために,扁平な腺管腺腫が絨毛腺腫と混同されるようなことが,ときに見受けられます.
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