Coffee Break
食後45分でも食道蠕動はまだ強い
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pp.1336
発行日 1981年12月25日
Published Date 1981/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108309
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食道の輸送機能について,私たちは普段あまり関心を持っていない傾向にある.単純に物が通っていく筒にすぎないという感覚はしばしば内科医に存在する.
もっとも,通常の内科診療においてはさほど意識しなくてもすむことかもしれない.
物を呑み込むときには一体どうなっているのか,Davenportの教科書どおりと考えてよいと思うが,それが時々よくわからなくなることがある.コリン作動性のものや,αアドレナリン作動性のもの,ヒスタミンなどは中下部食道蠕動を高めるが,消化管ホルモンではガストリンが同様の作用を持つとされている.
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