今月の主題 早期胃癌診断の反省(2)
主題症例
生検偽陰性による診断への影響
8 悪性リンパ腫の1症例
大串 秀明
1
,
崎村 正弘
2
,
渡辺 英伸
3
,
八尾 恒良
1
1九州大学第2内科
2崎村病院
3九州大学第2病理
pp.208-211
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107620
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悪性リンパ腫は,X線・内視鏡所見の上からは癌腫または良性潰瘍との鑑別診断が困難なことがある.そのためにその確定診断は生倹に依存することが多い.しかしわれわれは,2度にわたる生検ではいずれも陰性と診断されたが,短期間の経過観察で臨床的に悪性リンパ腫と診断し切除した症例を経験したので報告する.
〔症例〕患者:R. T. 44歳 男
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