今月の主題 早期胃癌診断の反省(2)
主題症例
生検偽陰性による診断への影響
7 内視鏡所見の読みの問題―生検偽陰性が診断プロセスに大きく影響した多発早期胃癌症例
岡崎 幸紀
1
,
河村 奨
1
,
森戸 正俊
1
,
渡辺 精四郎
1
,
竹本 忠良
1
,
石田 祐康
2
1山口大学第1内科
2石田胃腸科
pp.204-207
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107619
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直視下生検は早期胃癌の強力な診断武器であることはいうまでもないが,時として偽陰性例を生じたり,やぶにらみの生検になることがある.また,直視下に狙撃生検するだけに,直視下の胃内視能力によって生検能が左右されることはいうまでもない.以下,われわれの経験した生検偽陰性が診断過程に大きく影響したと思われる症例を報告する.
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