今月の主題 早期胃癌診断の反省(2)
主題症例
生検偽陰性による診断への影響
6 組織像の多様性の問題―癌と異型上皮巣が混在していた症例
大串 秀明
1
,
村橋 弘喜
2
,
渡辺 英伸
3
,
八尾 恒良
1
1九州大学第2内科
2村橋病院
3九州大学第2病理
pp.201-203
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107618
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生検で癌の診断が得られるためには,当然のことながら,癌細胞の存在する部位から標本が採取されなければならない.これは簡単なことのように思えるが,病変の一部にのみ癌細胞が存在し,非癌部との肉眼的鑑別が困難な場合には,生検で診断がつかな可能性がある.
〔症例〕患者:Y. M. 39歳 男
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