今月の主題 早期胃癌診断の反省(1)
主題症例
写真のよしあしと診断への影響
8 X装線置の問題
杉野 吉則
1
,
湯浅 祐二
1
,
金田 智
1
,
今井 裕
1
,
田中 満
1
,
熊倉 賢二
1
1慶応義塾大学医学部放射線診断部
pp.60-62
発行日 1979年1月25日
Published Date 1979/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107596
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〔症 例〕T. F. 53歳 男性
1972年より,本院で毎年定期的に胃X線検査を行っていた.胃内視鏡検査も数回並行して施行され,生検では異型腺管はみられたが,明らかに腺癌を示唆する所見は得られなかった.1978年4月,幽門部の病変を再度X線的に指摘され,内視鏡・生検にてⅡc型早期胃癌と診断された.その間の胃X線検査写真をretrospectiveに検討する.
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