Japanese
English
今月の主題 Endoscopic Surgery
座談会
乳頭切開
Panel Discussion―Endoscopic papillotomy
羽生 富士夫
1
,
池田 靖洋
2
,
常岡 健二
3
,
中沢 三郎
4
,
藤田 力也
5
,
城所 仂
6
T. Kidokoro
6
1東京女子医科大学哨化器外科
2九州大学・第1外科
3日本医科大学・第3内科
4名古屋大学・第2内科
5昭和大学藤ガ丘病院・内視鏡室
6順天堂大学・消化器外科
pp.1462-1474
発行日 1976年11月25日
Published Date 1976/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107471
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司会(城所) お忙しいところをありがとうございました.本日の座談会は,内視鏡的乳頭切開術を話題にするわけでございます.
この乳頭切開という方法は,本来,外科においてはかなり古くからいろいろと工夫を重ねられてきている方法です.最近,主として総胆管の結石を対象として,内視鏡的乳頭切開術という方法が用いられるようになってきて,内科の先生方にも広くこの方法が普及するようになってきました.このように急速に普及するということの裏には,それに伴う合併症の問題なり,また機能的な問題に対する考慮なりいろいろな面の検討が,これからなされていかなければならないだろうと思います.学会報告をみましても,内視鏡的乳頭切開術はかなりの数に達しているようでありますし,その有用性は,皆等しく認めるところであります.
本日は,その裏話といいますか,それに対して,こういう心配がありはしないか,こういうところは十分注意をするのがコツであるとか,そういうお話をうかがいたいと思います.
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