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編集後記
小池 盛雄
pp.494
発行日 1992年4月25日
Published Date 1992/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106860
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Creeping tumor,顆粒集簇型病変,Ⅱa集簇様病変,花壇様隆起,平盤様隆起など,様々に呼ばれていた特殊な大腸病変について,このへんで検討しようということで特集が組まれた.最も問題となったのは名称である.消化管病変に関して常にopinion leaderとしての役割を果たしてきた「胃と腸」として,その本態と性状を適切に表す名称を提案することが必要であろうと考え,編集会議で慎重な検討がなされた.その結果として“結節集簇様大腸病変”という名称を統一して用いることになった.以前にそれぞれの名称を最初に提案された方々にはいろいろな思いがあり,こだわりがあることは当然である.“結節集簇様大腸病変”という名称が根づき,その本態が更に詳細に解明されることを期待している.
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