Japanese
English
今月の症例
2.食道平滑筋腫の1例
II. Leiomyoma of the Esophagus, Report of a Case
片岡 洋望
1
,
横山 善文
1
,
金森 俊成
1
,
伊藤 誠
1
,
中村 隆昭
2
Hiromi Kataoka
1
1名古屋市立大学医学部第1内科
2名古屋市立大学医学部病理部
pp.734-735
発行日 1995年5月25日
Published Date 1995/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105421
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〔患者〕68歳,女性.1986年に心窩部痛で当科を受診.胸部中部食道の粘膜下腫瘍(9×3mm)を指摘され経過観察中であった.1992年7月のX線・内視鏡検査で腫瘍の増大を認めたため,精査加療目的で入院した.
〔食道X線所見〕食道立位第1斜位二重造影像(Fig. 1a)では,気管分岐部直下の胸部中部食道(Im)に憩室(白矢印)に隣接して12×7mmの楕円形の隆起性病変(黒矢印)が観察された.隆起性病変の境界は明瞭で,表面性状は平滑であった.側面像(Fig. 1b)では,なだらかな立ち上がりを呈し,側面変形はみられなかった(黒矢印).
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