学会印象記
第5回日本消化器関連学会週間(DDW-Japan 1997)
幕内 博康
1
1東海大学医学部第2外科
pp.1014
発行日 1997年6月25日
Published Date 1997/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105181
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食道に関するテーマを中心に
DDW-Japanも第5回目となり,また,4日間に戻ったこともあって,運営にゆとりが感じられ,充実した学会であった.ただもっと余裕がほしいと思うことは,特別講演,教育講演,宿題講演,会長講演,計24題が他のセッションと並行して行われることに対してである.昼食時や夕方,あるいは1日分の時間を割いても聴けるようにしていただければと思う.莫大な資料・業績に裏打ちされ,周到な準備のもとに行われる講演をゆっくり拝聴したいといつも思っている.
さて,食道関係であるが,消化器病学会ではパネルディスカッション2題,プレナリーセッション2題,一般演題31題,内視鏡学会ではシンポジウム1題,パネルディスカッション1題,一般演題82題で,まあまあというところであろう.これらの中で目立ったのは逆流性食道炎に新しい展開がみられるということであった.
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