特集 炎症性腸疾患1997
ノート
炎症性腸疾患におけるUS,CT,MRIの意義
坂本 力
1
,
田中 豊彦
1
,
小山 敬己
1
1公立甲賀病院放射線科
キーワード:
炎症性腸疾患
,
画像診断
Keyword:
炎症性腸疾患
,
画像診断
pp.517-522
発行日 1997年2月26日
Published Date 1997/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105090
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要旨 炎症性腸疾患を含め消化器疾患に対して,X線検査や内視鏡検査の前に腹部超音波検査やCT検査が行われることが多い.これら非侵襲的検査法は消化管癌はもちろんのこと,炎症性腸疾患のスクリーニングとして有用であるのみならず,最近の機器の進歩により炎症の範囲,炎症の程度,合併症などの評価が可能である.また,MRIも高速化され分解能もよくなり,消化管病変の診断に利用される時代になった.これら画像診断による炎症性腸疾患の腸管壁の所見,腸管壁外の所見について述べる.
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