最近の機器と検査手技
硬度可変式大腸鏡(CF-240A)と脱気チューブを用いたtotal colonoscopy
多田 正大
1
1多田消化器クリニック
pp.949-950
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104745
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実用的な大腸内視鏡が開発されてから30年余を経たものの,苦もなく回盲部に挿入できるのは限られた内視鏡医にすぎない.多くの医師はあと一息のところで壁にぶつかり,偶発症の発生頻度も少なくない.そこで挿入をより容易にするためにスコープの機構上の改良が続けられており,挿入性に優れ,しかも安全度も高い大腸鏡のあり方が検討されている.オリンパス光学(株)から新たに市販された硬度可変式大腸スコープ(CF-240A)もこのような目的で開発されたものである.
硬度可変式スコープ開発の目的
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