特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
b.X線・内視鏡所見用語
小腸白点,白斑(white spot of the small intestine)
小越 和栄
1
1県立がんセンター新潟病院内科
pp.355
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104027
- 有料閲覧
- 文献概要
- サイト内被引用
十二指腸内視鏡検査を行う際に,十二指腸の下行脚以下に(ときに上部空腸にまで及ぶ)粘膜表面びまん性の小さな均一な小白点(白斑)が見られることがある.
この白点は近接で観察すると十二指腸粘膜の絨毛に一致しており,特に絨毛の頂上部の白色が強い.この所見に対して内視鏡学会用語集では十二指腸白点または白斑との名称が付けられている.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.