Japanese
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今月の症例
結核性縦隔リンパ節炎の食道穿破による食道結核の1例
Esophageal Tuberculosis with Esophagomediastinal Fistula due to Tuberculous Mediastinal Lymphadenitis, Report of a Case
岡 秀行
1
,
林 秀彦
1
,
浅海 昇
1
,
井久保 卯
1
,
藤森 良昭
1
,
田辺 耕三
1
,
味野 典文
2
Hideyuki Oka
1
1水島第一病院内科
2水島第一病院外科
pp.132-134
発行日 2002年2月25日
Published Date 2002/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103421
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〔患 者〕72歳,男性.2000年12月に肝細胞癌のため肝右前区域切除術が施行され,その後に中等量の右胸水貯留が持続していた.呼吸器症状はなく,胸部X線像で中等量の右胸水貯留を認めたが,肺野に異常影はなかった.胸水穿刺は黄色透明,細菌培養陰性で,結核菌は培養,PCRとも陰性で,ADA上昇もなく,細胞診はClass Ⅱであった.術後αFP,PIVKA-Ⅱとも正常化したため,開胸術後の反応性胸水と考え,経過観察されていた.2001年5月下旬より食道異物感を認めたため,5月28日に当院入院となった.
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