学会印象記
DDW-Japan 2001(第9回日本消化器関連学会週間)―胃に関するテーマを中心に
田辺 聡
1
1北里大学医学部内科
pp.80
発行日 2002年1月25日
Published Date 2002/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103408
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第9回DDW-Japanは10月17日から4日間にわたって京都国際会議場,宝ケ池プリンスホテルで開催された.第43回日本消化器病学会大会は馬場忠雄教授(滋賀医科大学第2内科),第62回日本消化器内視鏡学会総会は北島政樹教授(慶応義塾大学外科)がそれぞれ会長を務められた.初日は,あいにくの小雨に見舞われる悪天候であったが,翌日からは天候にも恵まれ,連日多数の出席者により熱気に満ちていた.
21世紀最初のDDWであり,消化器病学会大会では「21世紀の消化器病:継承と飛躍」をテーマに,分子生物学的手法や遺伝子解析の成果をもとに,再生や神経消化器病学に関連した内容が組まれた.一方,内視鏡学会総会では,20世紀の業績をもとに21世紀における内視鏡学の研究目標を明らかにすべく,ハイテクノロジーを用いた医学と工学の癒合の結晶が盛り込まれている.
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