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今月の主題 大腸腫瘍内視鏡的切除後の局所再発―腺腫・m癌を中心に
主題
大腸腫瘍内視鏡的粘膜切除の根治度判定―私はこうしている―腺腫・m癌を中心に
Local Reccurence after Endoscopic Resection of Colorectal Tumors: My View
松本 主之
1
,
飯田 三雄
2
Takayuki Matsumoto
1
1九州大学医学部第2内科
2川崎医科大学内科消化器部門Ⅱ
pp.659
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103039
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- Abstract 文献概要
大腸の内視鏡的粘膜切除術(EMR)の適応は,臨床的には術前の深達度診断と患者背景で決定される.本号では,腺腫とm癌における局所再発が主題であるので,深達度は除外し病変の大きさからみた根治度についてわれわれの考え方を述べる.
EMRによる局所治療効果の判定基準として,臨床的には切除時ないしその直後の内視鏡および生検所見,切除標本における実体顕微鏡や組織学的な断端の評価,および生検を含めた経過観察が挙げられる.一括切除可能な小病変に関しては,前2者で根治度の評価は可能と考えている.大きな病変では分割切除となり切除標本の再構築が困難であるため,断端の評価が不可能となることが多い.したがって,われわれは分割切除となった症例に対しては,切除後1週間以内に大腸内視鏡検査を施行している.
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