Japanese
English
今月の主題 Ⅱ型早期大腸癌肉眼分類の問題点
主題
早期大腸癌肉眼分類―私の診断基準
Issues in Macroscopic Classification of Early Colorectal Carcinoma: My Criterion in Diagnosis
味岡 洋一
1
,
渡辺 英伸
1
Yoichi Ajioka
1
1新潟大学医学部第1病理
pp.16
発行日 1999年1月25日
Published Date 1999/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102914
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- サイト内被引用 Cited by
われわれの用いている早期大腸癌(および腺腫)の肉眼型分類とその基準をFig.1,2に示す1)2).肉眼型の判定はホルマリン固定材料で行っている.組織像は病変の高さの判定や,表面陥凹を絶対的陥凹と相対的陥凹3)(Fig.2)とに亜分類する際に参考にするが,組織ルーペ像のみでの肉眼型分類は行わない.
隆起と陥凹から成る病変は,面積的に優位なものを先に記載する(Fig.2).隆起がⅠ型に相当する場合は,Ⅰ+Ⅱc(またはⅡc+Ⅰ)とする.陥凹周囲の隆起は腫瘍,非腫瘍(反応性粘膜)の別を問わない.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.