Japanese
English
今月の主題 Ⅱ型早期大腸癌肉眼分類の問題点
主題
早期大腸癌肉眼分類―私の診断基準
Issues in Macroscopic Classification of Early Colorectal Carcinoma: My Criterion in Diagnosis
松永 厚生
1
,
野村 美樹子
1
,
菊池 達也
1
,
内海 潔
1
,
野田 裕
1
,
藤田 直孝
1
Atsuo Matsunaga
1
1仙台市医療センター消化器内科
pp.26
発行日 1999年1月25日
Published Date 1999/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102924
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- Abstract 文献概要
早期大腸癌における肉眼形態の判定は内視鏡所見を重視し,腸管が過伸展にならない程度に伸展した状態で判定を行っている.病変の辺縁部が腫瘍性あるいは非腫瘍性かを判定するために,色素撤布法や拡大内視鏡検査は有用と考えている.切除標本での腫瘍径の計測は最大径を計測したうえで,長径,短径,高さの形式で記載する.陥凹型病変での腫瘍径の計測は,陥凹部分のみの大きさと周囲の反応性隆起部分を含めた大きさで計測を行っている.反応性隆起部と陥凹部分の境界が不明瞭の場合は実体顕徴鏡所見で判定する.以下に早期大腸癌の肉眼形態分類を示す(Fig. 1).
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