学会印象記
第37回日本消化器内視鏡学会総会
早川 和雄
1
1虎の門病院消化器科
pp.948-949
発行日 1989年8月25日
Published Date 1989/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106545
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第37回日本消化器内視鏡学会総会は,1989年5月11日より13日までの3日間,名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)を会場に,中澤三郎藤田学園保健衛生大学教授を会長として開催された.シンポジウム4題,パネルディスカッション4題,特別講演2題,更にsummit talk,Japan-USA satellite symposium,教育ビデオセミナーなど,多彩なプログラムが組まれ,今日の日本消化器内視鏡学の話題が網羅された感があった.一般講演題数240余,一般ポスター演題数300,総演題数は600題を超え,連日生憎の雨にもかかわらず,多数の参加者を得て,活発な討議が行われた.学会前に印象記を依頼されていたこともあり,できるだけ多くの会場に足を運ぶことを心掛けたが,なにぶん7会場に分かれており,筆者が聞きえた範囲で,若干の印象を述べてみたい.
第1日目,朝8時55分の会長の開会挨拶には,2,000名収容の第1会場は半数以上が埋まり,会員の熱気を感じた.中澤会長は,挨拶の中で,会員全員の発言と,十分な討論を望まれ,今学会の隠しテーマは,“直接参加学会”であることを披露され,ポスター展示を重視したいと述べられた.
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