Coffee Break
大腸学事始め―(15)日本の大腸学―これから
武藤 徹一郎
1
1癌研有明病院
pp.1452
発行日 2007年9月25日
Published Date 2007/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101190
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1970年代初頭にはほとんど誰も興味を持たず,医学界の中で重要でもなかった大腸疾患が,35年の歴史と年月を経て今や多くの専門家が取り組む対象となった.大腸癌も炎症性腸疾患も増え続け,大腸癌はいずれ近い将来に女性の死亡率の第1位,男性の第2位になると予測されるに至っている.欧米では既に大腸癌の罹患率,死亡率ともに低下しつつあるというのに,わが国の対応策は遅れているとしか言いようがない.
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