今月の主題 皮膚科と臨床検査
各論
アレルギー性皮膚疾患の検査
矢上 晶子
1
,
松永 佳世子
1
Akiko YAGAMI
1
,
Kayoko MATSUNAGA
1
1藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座
キーワード:
即時型アレルギー
,
プリックテスト
,
スクラッチテスト
,
皮内テスト
,
遅延型アレルギー
,
パッチテスト
,
特異IgE抗体
Keyword:
即時型アレルギー
,
プリックテスト
,
スクラッチテスト
,
皮内テスト
,
遅延型アレルギー
,
パッチテスト
,
特異IgE抗体
pp.868-874
発行日 2006年8月15日
Published Date 2006/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100682
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皮膚アレルギー検査には大きく分けて,即時型(Ⅰ型)アレルギーを検索するプリックテスト,スクラッチテストおよび皮内テストと遅延型(Ⅳ型)アレルギーを検索するパッチテストが挙げられる.いずれの検査も検査方法や結果の解釈を正しく行うことができれば日常診療の中で安全に行える有用な検査である.今後,即時型アレルギーについては,花粉との交叉反応や遺伝子組み換え食品などによる食物アレルギーが増加していく可能性があり,遅延型アレルギーに対するパッチテストには,豊富な知識と経験が必要となるため,医療従事者が皮膚アレルギーの検査方法を学ぶことは重要であると考える.〔臨床検査 50:868-874,2006〕
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