増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
免疫学的検査
感染症関連検査
ウイルス抗原・抗体検査
HIV-1抗体/HIV-2抗体
中野 達徳
1
,
岡本 尚
2
1名古屋市立大学医学部第2内科
2名古屋市立大学医学部分子遺伝学
pp.548-549
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909935
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検査の目的・意義
後天性免疫不全症候群(AIDS),AIDS関連症候群(ARC)の原因ウイルスであるhuman immunodeficiency virus(HIV)1型および2型の感染の有無を調べる検査である.感染者との性行為,感染者血液の輸血などによってこれらのウイルスに感染した場合に適切な治療を受けるため,また新たな感染者を出さないよう予防の意味でも,重要な検査である.HIV-1はいうまでもなく,西アフリカに多いとされていたHIV-2感染者が日本国内でも確認され,HIV-2抗体検査も今後注目されるべきである.
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