今月の主題 免疫不全症
技術解説
HIVの抗体検査
吉原 なみ子
1
Namiko YOSHIHARA
1
1国立予防衛生研究所エイズ研究センターエイズ検査室
キーワード:
HIV
,
抗HIV抗体
,
ゼラチン粒子凝集法
,
ウエスタンブロット法
Keyword:
HIV
,
抗HIV抗体
,
ゼラチン粒子凝集法
,
ウエスタンブロット法
pp.1219-1222
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901331
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抗HIV抗体は感染してから平均6~8週間後に検出できるようになり,一生持続する.種々の検査法が開発されキット化されているが,検査法により操作の容易性や所要時間,感度および特異性が若干異なるため,スクリーニングと確認試験の2段階で行われている.感染例のほとんどは抗体検査でカバーできるが,まれに抗体が検出されない場合や母児感染のように母親の移行抗体がある場合などは,ウイルス培養や遺伝子の検索を併用すればより確実である.〔臨床検査36(12):1219-1222,1992〕
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