増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液検査
血球検査
好酸球
榎原 英夫
1
1獨協医科大学第3内科
pp.288-290
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909834
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検査の目的・意義
表1のごとく,好酸球が増加する疾患には多くのものがあり,これらの診断の一助として好酸球数が測定される.多くの場合,アレルギー性の病態の存在を示唆するが,好酸球増多症の診断において重要なことは,好酸球による臓器傷害の有無に注意することと,好酸球の増殖が腫瘍性か反応性かを判別し,また反応性であっても基礎疾患に悪性腫瘍が存在しないかを検索することである.
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