今月の主題 最新の肺癌診療
最新の治療
肺癌のレーザー療法
加藤 治文
1
,
斉藤 宏
1
,
小中 千守
1
,
土田 敬明
1
1東京医科大学・外科
pp.500-502
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909624
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ポイント
1)肺癌のレーザー治療はNd-YAGレーザーに代表される高出力レーザー治療と,光感受性物質と低出力レーザーを用いたPhotodynamic Therapy(PDT)の2つに分けられる.
2)Nd-YAGレーザーは速やかに腫瘍を焼灼できるため救命救急的な気道の開大を目的に照射される他,気道の狭窄,閉塞を伴う腫瘍に適応がある.
3)PDTは高齢,基礎疾患などで手術適応とならない中心型早期肺癌の良い適応である.また進行癌では気道閉塞を改善することにより全身状態を改善し,他の合併療法を行うことを目的に照射される.
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