シリーズ・癌細胞診・9 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    肺癌・2—穿刺生検法・1
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                小中 千守
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                加藤 治文
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Chimori KONAKA
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                Harufumi KATO
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1東京医科大学外科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1087-1090
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1985年9月15日
                  Published Date 1985/9/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912673
                
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肝癌は発生部位により,中心型と末梢型とに分類される.末梢型肺癌は亜々区域枝より末梢に発生した肺癌で,胸部X線写真上に異常陰影として見られるものが多い.経皮的針生検の対象となるものは,大部分がこの末梢型肺癌である.末梢発生の肺癌の組織型は腺癌がもっとも多く,その他,扁平上皮癌,小細胞癌,大細胞癌などがある.
経皮的針生検により得られる材料は,喀痰材料と異なり背景に口腔内扁平上皮を認めず,少量のマクロファージ,結合組織,肺胞上皮,まれに気管支上皮細胞がみられるだけで,上皮性の細胞集団を認めるときは強く腫瘍を疑うべきである.腫瘍細胞の所見も喀痰中にみられる癌細胞と異なり,変性所見が少なく,さらに高分化癌であっても,分化傾向の低い基幹細胞が多数採取されるため,良・悪性の判定,組織型の判定は困難である.

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