今月の主題 白血病—最新の知見と治療
特殊な白血病
慢性リンパ性白血病とリンパ腫の関係
二岐 博信
1
1国立病院四国がんセンター・内科
pp.616-617
発行日 1990年4月10日
Published Date 1990/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909526
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造血器悪性疾患においては,白血病の病態をとるものと,リンパ腫のように固形腫瘍の病態をとるものがみられるが,その細胞の生物学的特徴を比較検討しでみると,1つの疾患単位で2つの異なった病態をとっていると考えられるものが数種みられる.その代表的なものが慢性リンパ性白血病(chronic lymphocyticleukemia;CLL)と非ホジキンリンパ腫(non-Hodgkin's lymphoma;NHL)の小細胞型(smalllymphocytic;NHL-SL)の関係である.
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