今月の主題 一般医も診なければならないB型・C型肝炎
C型肝炎 治療法の選択と一般医の役割
インターフェロン療法中の患者で一般医が気をつけること
杉原 潤一
1
,
冨田 栄一
1
,
西垣 洋一
1
1岐阜市民病院消化器内科
pp.1694-1697
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908898
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ポイント
インターフェロン投与初期には,発熱,関節痛,全身倦怠感などのインフルエンザ様症状はほぼ必発である.
消化器症状,不眠,意欲低下,脱毛などの症状もしばしばみられるが,うつ病や間質性肺炎などの重篤な副作用には特に注意が必要である.
臨床検査値の異常としては,尿蛋白,尿糖,高血糖,白血球や血小板の減少,貧血(特にリバビリン併用時)などの出現に留意すべきである.
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