今月の主題 内科医に必要な血管疾患診療の知識
慢性血管疾患の診療
頸動脈狭窄症
山本 浩之
1
,
光藤 和明
1
1倉敷中央病院循環器内科
pp.1541-1543
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908865
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ポイント
わが国でも欧米と同様に,頸動脈狭窄を有する患者の頻度が増加している.
頸動脈狭窄の合併症には脳塞栓があり,その発症を抑制する治療法には,薬物療法,頸動脈内膜剥離術,頸動脈形成術がある.
現在,頸動脈内膜剥離術と頸動脈形成術の有効性はコントラバーシャルであるが,多くのRCT試験が行われており結果が待たれている.また,頸動脈形成術はデバイスの改良,ニューデバイスの出現によりさらに発展する可能性がある.
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