今月の主題 臨床栄養Update
生活習慣と消化器疾患
食道・胃疾患とアルコール,喫煙
芳野 純治
1
,
中澤 三郎
1,2
1藤田保健衛生大学第2病院内科
2山下病院
pp.308-309
発行日 2002年2月10日
Published Date 2002/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908586
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ポイント
食道癌の発症には喫煙・飲酒の関係が強いとされ,危険度は両者により相乗的に増加する.
逆流性食道炎では,喫煙・飲酒が下部食道括約筋圧の低下に関与すると報告される.
胃潰瘍では喫煙が発症,治癒,再発に影響を及ぼすが,飲酒については否定的である.
胃癌では喫煙により相対危険度は高くなるが,飲酒は関係ないとされる.
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