今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
成熟期・熟年期のレディース・クリニック
全身性エリテマトーデス
上原 立子
1
,
鈴木 康夫
1
1聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
pp.2040-2043
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908481
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ポイント
SLEは妊娠可能な若年女性に好発するため,結婚生活が妊娠・出産に影響する場合がある.疾患や治療に対し,十分に理解できるように説明する.特に,治療(ステロイドや免疫抑制薬)がその後外見や生殖機能に与える影響については十分な説明が必要である.
疾患活動性がコントロールされていれば,妊娠・出産も可能であるが,抗リン脂質抗体や抗SS-A抗体高値例では妊娠や胎児合併症が起きる可能性があり,十分な管理,対応が必要である.
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