疾患と検査値の推移
全身性エリテマトーデス
岩崎 由希子
1
1東京大学大学院医学系研究科内科学専攻アレルギー・リウマチ学
pp.1352-1360
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207432
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●全身性エリテマトーデス(SLE)は全身性の慢性炎症性疾患で,ステロイドを中心とした治療の進歩により予後は改善したものの,寛解・増悪を繰り返すことが多い.
●抗核抗体(ANA)は対応する核内抗原により染色パターンはさまざまあるものの,少なくとも活動期には通常陽性となり,ANA陰性のSLEは珍しい.
●抗ds-DNA抗体,補体価などは一般的には疾患の活動性を反映して変動する.
●SLEに特異性の高い自己抗体として抗ds-DNA抗体の他,抗Sm抗体が知られる.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.