今月の主題 腎・尿路系疾患を診る
一次性糸球体疾患
糸球体疾患の病態生理を考える
西 慎一
1
,
下条 文武
1
1新潟大学医学部血液浄化療法部
pp.1822-1824
発行日 2001年11月10日
Published Date 2001/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908431
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ポイント
糸球体腎炎の発症機序には,液性免疫と細胞性免疫の異常がおのおの関与している.糸球体腎炎の組織型によりどちらが主に働くかは異なるが,両者が複合的に関与している.
糸球体腎炎の発症機序として,非免疫学的機序,特に糸球体過剰濾過も関与している.糸球体過剰濾過は,糸球体内高血圧に結びつき,糸球体構成細胞の傷害を生む.
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