増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント
脳脊髄
各論
海馬体・帯状回・脳梁
佐々木 真理
1
1岩手医科大学放射線科
pp.32-37
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908355
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はじめに
海馬体,帯状回は大脳辺縁系を構成する主要な構造で,記憶との関連が深い.一方,脳梁は両側大脳半球をつなぐ最も発達した交連線維である.これらのなかでも海馬体は小さく複雑な構造をしている.本稿では超高磁場3Tesla装置による高解像度MR画像を用いて海馬体,帯状回,脳梁の正常所見について述べ,これらに異常をきたす代表的な疾患について解説する.
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