今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
個々の病態への対応
高齢者心不全治療のポイント
宮本 浩光
1
,
中浦 宏幸
1
,
今泉 勉
1
1久留米大学医学部内科学第3
pp.1698-1700
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908334
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ポイント
高齢者では正確な病歴を聴取しにくく,心不全症状では非典型的な場合も多い.
基礎疾患としては虚血性心臓病,高血圧性心臓病,弁膜症が挙げられるが,先天性心疾患や心疾患以外の因子も重要である.
誘因は呼吸器感染症が多いが,内服コンプライアンス不良や医原性(薬剤性,過剰輸液など)も少なくない.
薬物治療に際しては少量から投与を開始し,副作用の出現に注意する.
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