カラーグラフ 生検による組織診断・2
肺
河合 俊明
1
1防衛医科大学校病理学
pp.433-436
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907931
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肺生検の手技
開胸肺生検,経皮針生検と比較して,内科的に最も一般的に施行されている経気管支的肺生検(transbronchial lung biopsy;TBLB)によって採取した病変にっいて主に述べる.
生検の際の注意事項として,第1は病変部位を的確に,しかも十分な量を採取することである.TBLBは開胸生検に比較して採取できる範囲が限定されており,また検体が小さい弱点がある.最近では,X線透視,CT,超音波ガイドによる生検が用いられ,病変の部位に応じて適時使い分けることが理想である.
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