グラフ 内科疾患と骨・関節病変・2
慢性関節リウマチ
江原 茂
1
1岩手医科大学放射線部
pp.437-442
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907932
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症例
54歳,女性.年来,両手のこわばりを訴えてきたが,両側の膝関節の腫脹により受診.膝関節のMRIが施行された(図1).ここに示したT2強調矢状断像では,膝蓋上関節包内の高信号にみえる増加した関節液に接して,絨毛状の滑膜の増殖(⇒)がみられる.この所見自体は非特異的な関節炎の所見であるが,臨床症状,リウマチ因子陽性,手関節のX線像の所見から,慢性関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)と診断された.
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